日本舟艇協会理事の菅澤もHBSを応援します

HBS実行委員会

2010年04月03日 08:30



(社)日本舟艇協会 理事の菅澤です。はまなこボート&スポーツショーの開催おめで
とうございます。HBSでは副委員長として働きます。

昨年の海のシーズンは、海の駅クルーズが殆どでした。



ひょんなことから、TadamiさんのGT-TUGの設計を引き受けて、設計者の責任上か
らそのボートで大江戸から金毘羅までの海里を20フィート足らずの船外機艇で無謀
とも思われる航海を、無事果たしたのでした。



でも、そのボートの建造から海の駅クルージングを通して、本当に海好きの数多く
の人々と知り合う事が出来ました。

そして、今まで35フィート以上のボートでのクルージングの体験は仙台から与那国
島まで数多くありましたが、小型船外機艇では全くの初体験であり大型艇では気づ
かなかった航海の極意なるものの一端を会得できたような気がします。



このボートは私が長年勤めたヤマハ発動機(株)を定年で退社するときに丁度、こ
れもひょうんな事からタダミサンと意気投合して設計したボートです。

ヤマハでは、特に大型のワンオフ艇以外は量産艇の開発でしたから直接お客様と
対面しながら造るという事は、無いから私にとってとても新鮮な体験を味わう事が
出来ました。            

私は、元来海には全くセオリーというものが無く常に変化をしていることから、そこ
に浮かぶボートは大きくても小さくてもそのボートを乗るオーナーの海にあったもの
を設えるということが大切だと思っているから本当に良い体験をしました。



おまけに、そのボートで石廊崎、御前崎、伊良湖岬、大王崎そして潮岬といった
日本でも有数の難所をクルーズすることが出来ました。
今、私は東京海洋大学の日本で始めてのリチウムイオン電池を搭載した電動ボ
ートの設計とか、童夢のカーボンファイバーを使った超軽量のミニボートの開発の
お手伝いを行っています。



これらの体験を活かして、更に海好きオーナーの夢のマイボートを実現するお手
伝いが出来たら良いなと思い、昨年末浜名湖の西岸の辺にある自宅の庭にボ
ートデザインのための小さなアトリエを作りました。

是非、海好きの皆様に来て頂き海のお話やボートのお話が出来たら良いなと
思っています。

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